中国財政省が16日に発表したデータによりますと、1月から9月末までの全国の財政収入と財政支出は、去年同期に比べてそれぞれ、9.7％、11.4％増加したということです。現在、財政状況は全体として良好で、経済が安定している中で良い方向へ向かって発展することは、財政の増収にとって強力な支えとなっています。

    データによりますと、全国の一般公共予算の1月から9月末までの収入額は13兆4129億元で、去年同期に比べて9.7％増加したのに対して、支出は15兆1873億元で、去年同期に比べて11.4％増加しました。財政省国庫局の責任者である娄洪氏は記者会見で、「経済が安定の中で良い方向へ向かって発展していることは、財政の増収にとって強力な支えとなっており、同時に、財政支出の進度が加速され、重要な支出が効果的に保障された」と述べました。

    また、財政収支のデータは、経済構造が最適化されて、発展が調和し、国民生活がより保障されていることを示しています。そして、収入増加における中央と地方の協調性が強くなり、東部地区、中部地区、西部地区の間における格差も縮小しています。

    娄氏は、「全体から見て、1月から9月末までの全国の財政収入は迅速な増加を見せ、構造が一層最適化している。今年1年間の予算目標は実現できると考えている」と述べました。